群晖と QNAP はシステムメカニズムを変更したため、ディスクのスリープコマンドは無効になりましたが、QNAP には解決策があります。
- QNAP に SSH 接続し、sudo -i で管理者権限を取得し、以下のコマンドでスリープさせたいディスクを見つけます。
qcli_storage -d
これらのコマンドは、スリープさせたいディスクがシステムパーティションと RAID の同期下にあるかどうかを確認します(内蔵ディスクと m2 を含む)。
例えば、最初のコマンドでスリープさせたいディスクが sda であることがわかったとします。
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sda1
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sda4
mdadm /dev/md9 --fail /dev/nvme1n1
mdadm /dev/md13 --fail /dev/nvme1n1
これらのコマンドを使用して RAID を解除し、QNAP システムでディスクのスリープ時間を設定します。この期間中、ディスクはアクセスされず、動作しないため、スリープ状態に入ります。
- もしくは、ディスクが複数ある場合は、一度にすべての RAID を解除することもできます。以下のコマンドを使用します(これは 10 個のディスクのスリープを一度に解除するものです)。管理者権限を取得することを忘れないでください。
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sda1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdb1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdc1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdd1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sde1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdf1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdg1
mdadm /dev/md9 --fail /dev/sdh1
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sda4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdb4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdc4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdd4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sde4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdf4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdg4
mdadm /dev/md13 --fail /dev/sdh4
- 注意:QNAP を再起動すると、コマンドは無効になります。再起動後に再度実行する必要があります。FinalShell を使用すると便利で、下記のコマンドを右クリックしてコマンドを追加し、スリープコマンドを保存できます。再起動後、SSH を開いてクリックするだけで実行されます(管理者権限を取得することを忘れないでください)。